- かんずる
- I
かんずる【感ずる】(1)刺激をとらえて, ある感覚を生ずる。
「寒いと~・ずる」「痛みを~・ずる」「春を~・ずる」「無くても不便を~・じない」
(2)物や事に触れて, ある気持ちや感情を心にもつ。 心に刻み付ける。「何かおかしいと~・ずる」「親しみを~・ずる」
(3)強く心が動かされる。 感動する。「意気に~・ずる」「~・ずるところがあって酒をやめた」
(4)計器などが反応を示す。「放射能を~・ずる」
(5)病気に感染する。「愛馬突然虎烈剌(コレラ)病に~・じて/花柳春話(純一郎)」
(6)神仏などが認めて, そのしるしが表れる。「多くの人民を悩ませりしに依て今其の報を~・ぜる也/今昔 6」
(7)感心してほめる。II「平家ふなばたをたたいて~・じたり/平家 11」
かんずる【観ずる】(1)心を静めてありのままを正しくながめる。 心静かに瞑想(メイソウ)して悟る。「無常を~・ずる思遣は仏説より導きしものならん/日本開化小史(卯吉)」
(2)あきらめる。 観念する。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.